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2012年度権利擁護セミナーのアンケート結果を公表します。

2013/01/18

1.セミナーメンバーからのアンケート


・福祉職としての専門の課題にじっくり取り組む機会を頂いたことに感謝します。障害のある方へどう向かい合うのか、同僚や部下にどう伝えるのか、永遠のテーマですが、これは福祉の世界で土台を築けば、どこへ行っても応用が利く力になると思います。人に向かい合う仕事の根っこは同じと再認識できました。
・ABC各チームの発表はとても感動しました。熱意が伝わってきました。これらのツールを持ち帰り、どう活用するか、皆で議論したいと思います。人と接する人間として、常日頃から職員相互に率直な反省をしつつ、よりよき支援者としてレベルアップしていく必要を強く感じます。
・権利擁護⇒守る事⇒どう守っていくかを再度考えるいい機会となりました。グループ発表ややり方、視点が違い、どう日常の業務に反映させていくかが問われていると思います。
・4回中2回の参加となり、高山先生の話をきけるチャンスは半分になってしまったが、グループの集まりの中で話をする時間を作ることができたことは、自分自身にとってよい時間になりました。現場の中で自分は聞くことが多く、自分の話や気持ち、悩みをお互いできる時間は、大切な利用者の事への気づきを考える時間でした。
・実際に使えるようにツールを現場で使っていきたいです。
・今回はツール作成、そのプロセスの中で、多くの気づきを頂きました。ただ権利擁護を講義で学ぶのではなく、他事業所の皆さんと意見を交わす中で、自分たちの実践が、どこに権利擁護の意識があるか、どこにつながるのかに、気づかせてもらいました。
・1日数時間で終わる研修では、得た価値観をすぐに忘れてしまう。長時間に及ぶこの研修では、常に頭に浮かび、日々の自分の支援を考えさせられました。
・各グループ、個々の思いが詰まったツールが作られていた。実際にツールを使用してみて、また、気づく部分を増やしていきたいと思う。自分たちが作ったツールと横の関係を築けたことに感謝します。
・Bグループでは、グレーな虐待を気付く、共有することを目的に進めてきました。その中でロールプレイ、実際に役を演じてみていろいろ分かることができて、まさに気づくことができました。しっかり現場に持ち帰り、反映させていきたいと思います。
・2回目の参加ですが、今回あたらしく得た知識や考え方もありましたが、数年前に参加した時と同じ内容の事柄もありました。ということは、これからもかわらない部分もあり、意識する事への価値はかわらないと感じました。また同時に変わらないにもかかわらず難しさも感じました。初心に帰る良い機会になりました。
・研修中に先生からダメ出しを頂いたが、発表を見ると各グループともに仕上がりがすばらしかったと思う。実際に使用してみたいツールもあったので、機会を見つけ使用してみたいと思う。
・今回研修参加させていただき、改めて気づきや、一つの事に向けていろいろな立場の方からの意見や話し合いができてよかったです。
・私たちが作成したチェックリストの項目はどれも当たり前のもので、これまでも似たようなものがあると思います。しかし、自分で項目を考え、演じることは想像以上に大変で、時間のかかるものでした。しかし自分で考えて気づくということはとても大切なことだと感じました。私たちの事業所でも実践していきたいと思います。長い期間ありがとうございました。
・今まで受けた研修の中で、一番大変な研修でしたが、今までの自分の支援のあり方を振り返る機会となりました。忙しい、人が少ない、と言い訳をしてしまうことが多いですが、ツールを作った時の気持ちを忘れず、仕事をしたいと思います。
・この業界に働き6年目に入ります。6年目にして初めて、このような研修に参加させていただき、改めて1年目に感じていたことなどを振り返る、とてもよい機会になりました。初心忘るべからず、まさにといった感じです。また他を知らないということもありましたが、他事業所の職員と一緒に話し合い、ツール作成をさせてもらい、世界が広がるというか、新鮮な思いなどを感じました。この研修を通して権利擁護をはじめ、様々な知識を身に付けることができました。
・私はセミナーに参加し、他の事業所の方と権利擁護について話し合い、たくさんのことに気づかされました。ツール作りのプロセスは大変でしたが、参加してよかったと思います。
・3つのグループそれぞれ個性の違うツールやプレゼン方法で、飽きずに参加することができました。参加者としては、普段の職場の仕事との両立にとても苦労する面がありましたが、他では作ることができない密な横のつながり、また権利擁護に対する大きな気づき等、得るものが大きかったと思います。
・あっという間の6か月間でした。今回気づきのアンケートを作成しましたが、各事業所の抱えている問題点に共通点が見つかりました。ひとつ言えることは、どれも基本的なことです。なのにそれが実行できていないのが現状です。我々職員が変わらなければ、利用者さんはずっと犠牲者になり続けてしまいます。横浜の福祉が一変(職員意識改革)することを期待し、自身も一員とならなければなりません。
・とても緊張しました。でも自分たちの作ってきたツールを皆さんに見ていただき、改めて初回の集まりからのプロセスを思い出しました。とてもよい機会になりました。3グループ、同じ共通の権利擁護をテーマにツールを作っても、全く違うものになりました。権利擁護って広いな、だから浸透していかないのか、と感じました。自分の事業所の中で欠けている部分を補えるツールを積極的に活用していきたいと思いました。
・緊張しました。当初考えていたツールよりは形になったかな、と思います。これで終わらずに今後につなげてゆければよいと思います。
・報告会までの道のりが長かったです。その割にたった20分の発表で終わってしまうのは、何やら淋しい限りです。4回の研修とグループミーティング5回で、他施設の職員と出会い、話し合いを重ね、時には意見の相違にいらいらしながらも、本当に勉強になりました。私たち福祉職員は自分の法人以外の人とこんなにも話し合うということは本当に少ないと思います。このような機会を与えられたことを感謝します。ありがとうございました。今回の研修を通し、わが施設に戻った時のフィードバックとして、まず職員会議をかえていきたいと思います。私は本当に小さな作業所で働いていて、パートさんが中心のところですが、会議で正規職員ばかりが話をするのではなく、パートスタッフもどんどん発言していくことで何か変わることがあるような気がしました。他施設の職員と何回か話をするだけで、こんなに一生懸命やれるのだから。
・各グループ、それぞれ特色のあるツールとなり、発表を聞きながらすばらしいと思えました。ツールが完成に至るまでの背景や思い等、完成されたツールの形式は全く違いますが、利用者の権利を擁護するという目的を持って作成するまでの過程で学びも多くあったと思います。こういう機会は、利用者のためだけでなく、我々職員にとっても有益な研修だと思った。
・日々のジレンマや力不足を痛感することのできた研修だった。自分がわかっているか、との問いに、そのことを気付けたこと、分かっていこうと思えた事、を意識しながら、職務についていこうと思います。気づける目と耳と温度感等、感覚を持っていきたいと思った。ありがとうございました。
・今回の研修に参加し、他事業所の職員と一緒に何かをつくりだすことの大変さを実感しました。また、未完成ながらツールを作りだせたことの達成感も同時に感じることができました。半年間、ありがとうございました。



2.施設長など参加者からのアンケート
 

・メンバーの方々は大変だったと思います。高山先生のお話し、今更ながら勉強になりました。今回のツールを参考に、よりよい支援のあり方を探っていきたいと思います。
・今回学習できた内容について、職場への伝達と実践に努めたい。長い期間参加者、サポーターの方々、お疲れ様でした。
・他施設の方々との取り組みを通し、職員が気づきを得られる貴重な場だと感じています。継続いただくことで法人内においてもまだ参加していない職員に参加を促していきたいと思います。ありがとうございました。
・普段何気なく言っている言葉がどれだけ利用者さんを困らせたり、迷わせたり、傷つけてしまっているかに気づきました。ちょっと待って、の1分間があんなに長かったとは。忙しさを理由に利用者との向き合いが出来ていなかったことに気づかされました。
・利用者の意思確認を促すことへの重ねられた工夫が人権擁護につながるということについて共感しました。日々の支援の中では、教科書的通りにはならないことが多いですが、その中でよりどころとなるのは、法人の理念だと思います。またそのうえで利用者の特性とストレングスを捉えた支援によって利用者の安心感、充足感となると思います。ロールプレイを通してチームの中での気づき、刺激となる事について理解させていただいたので、施設に持ち帰り形にしていきたいと考えています。
・初めて参加しましたが、職員さんたちが普段の仕事の合間に一つのものを達成するというところまで、半年ほどでできていることに驚きました。参加された方々は横のつながりができてよいだろうと感じました。ツールについては、何か一つでも、ずっと行ない続けていくことが大切であり、またそこからフィードバックし、より良いものに改善できていくと思いました。福祉の現場職員は流動的なので、権利擁護については定期的に実践し何を学びどう現場に生かすかというところまで見届けていくことも施設として大切だと感じました。グレーゾーンという観点について、どのように各施設でその挙げだしが行えるかどうか、その方法が課題だと思いました。
・3つのグループともとても参考になりました。高山先生、障害者を人間と思わない傾向を打破したいです。
・実際に使ってみたいツールばかりでした。試してみたいと思います。
・この中堅研修のテーマは権利擁護ですが、取り組みの中身を他の職場の職員と同じテーマで考えていく場の設定がとても大事かと思います。自分の仕事の実感として考えていくことが、生かして行けるかの境目だと思います。
・職員研修として、目的をもったつながりそのものが大切であると思いました。支援に支障なく、個人的なオーバーワークとならず、研修に必要な時間をきちんと確保できる事業所の体制作りのためには、ぜい弱な福祉制度の根本を変えなければならないと思います。皆さんお疲れ様でした。
・今回の3つのグループの発表は、シンプルでわかりやすかった。これらを現場でどう取り上げるのかが大事だと思います。ロールプレイは分かりやすい気づきの方法だと思った。施設内研修で使えますね。
・こういう取り組みは続けていくことが大切、来年もぜひお願いします。
・忙しい中で皆さん本当にお疲れ様でした。感想としては、どのグループもツール作り、世の中の情報や物、言葉だけに振り回されているように感じました。もっとじっくり個々で考える、まずはとなりの職員と話をすることなど、基本的なことをしっかりやることが必要ではないかと感じました。その意味で、現場の中で、特に中堅職員の人たちの大変さ、苦悩を知ることができた機会となりました。このような発表をきっかけにいろいろなツールを作るために考え、挑戦する姿勢は私自身も参考にしていきたいと思います。本当にお疲れ様でした。
・どのツールにも人としてという視点が大切なのだ、と改めて確認できました。職員自身の、自分が人としてどう扱われたいか、という価値観が問われるのであり、職員自身のあり方が問われる職業であるという認識を、職員一人一人の中に作ることが大切なんですね。なかなか難しいですが。
・半年間取り組まれた成果物を発表していただきありがとうございました。虐待防止法が施行されている中で、Bグル―プの点検リストは、すぐにも使え、ロールプレイまで取り組めればなおよいということなので、早々取り入れたい。忙しい中で出来上がったこと、この経験はすばらしいと思います。これからの歩みに期待しています。お疲れ様でした。
・この権利擁護について市内の知的障害施設の職員が横断的にグループを組んで取り組んでいる事で、職員同士の連携やコミュニケーションの推進につながっているところが素晴らしいと思う。(身障施設ではない取り組み)さらに、こうした取り組みを進める中で、職員の業務に対する意欲を向上させたり、充実した日々の生活の実現につなげていけるのではないか、と思う。
・様々なキャリアの福祉現場で働く職員さんたちが、権利擁護をテーマにディスカッションを重ねて、よりよい支援とは何か、を考えて作り上げたツールであることがよく伝わってきました。参考にさせていただきます。お疲れ様、ありがとうございました。
・業務の傍ら、発表を準備されたこと、お疲れ様です。権利擁護について、3グループともどれも再認識されるものばかりでした。反省点もあり、できているか確認するべきところがわかり、実践していきたいと思いました。高山先生のご助言は、気づきとなるものが多く、今回セミナーに参加させていただき、よかったと思います。
・A,Cグループは、スキルアップという視点で、支援の部分が強く、すぐには生かせず、時間がかかるように思います。でも大切なことであります。Bグループは、すぐに現場で使え、権利擁護をどの職員でも意識できるツールでとてもよいと思いました。
・「気付き」を気付かせてくれた報告会でした。実践として、施設内の全職員が気付けられる施設にしていこうと思います。
・今日は役に立つツールが見つかりました。ありがとうございます、参考にさせていただきます。
・3グループの報告を伺い、各グループとも共通して皆さんとても真剣に権利擁護という課題に向き合ってこられたことにとても感動しました。そのうえで感じた事ですが、やや違和感を抱くところがあります。どこに違和感を感じるかというと、第一に権利擁護を考える上での主体は誰なのか、が必ずしもしっかりと意識されていないのではと思う事です。第二に、知的障害をはじめとする障害への理解の深まりをどのように追及していこうとしているかがよくわからないという点です。第三に、権利擁護という言葉自体は、何十年にもわたって使われてきた言葉でありながらも、なぜ今日的課題、問題として提起され続けているのか、その点をどう考えたらよいかへの追及がされているのか、という点です。これらの3点が十分に深まらないと、物事が表層的にしかとらえられていないような印象を受けてしまいます。ちょうど大阪での体罰問題が論議されています。体罰は禁止であることは自明なことなのに、全くなくならない現実と、権利擁護の今日的な意味とをつなげて考えざるを得ません。